ABOUT SEA
タオ島の海の特徴
タオ島は、マレー半島とインドシナ半島に囲まれた『シャム湾』と呼ばれる閉鎖的な海域にあり、湾内の水深は平均45m、最大でも80mと非常に浅い海です。日周潮汐という潮の干満が1日に1回しかないという珍しい特徴を持ち、水流はとても穏やかです。この海を南国の強い太陽の日差しが暖めるため、水温は平均29℃の暖かさであり、風のない日はまるで湖かと思うくらい水面が鏡のようになることもあります。
さらに、チャオプラヤー河・メコン河等の大河からの淡水の流入や、南シナ海から流れてくる塩水により、場所や季節、水深による塩分濃度の違いを生じさせ、他の海とは一風変わった特殊な生態系を育んでいます。
この影響で環境にマッチした生物が極端に増える傾向があり、例えばセンジュイソギンチャクに夥しい数のハナビラクマノミが共生していたり、砂地で見られる人気の共生ハゼ類も非常に数が多く、ダイバーが寄ってもあまり逃げないのも特徴。
フィッシュウォッチングをゆっくり楽しむことができるとともに、カメラ派ダイバーにとっても撮影がしやすい海と言えます。
*水中生物はノータッチのルールになっております
SAESONALITY
タオ島のシーズン
タオ島はタイの東側にあるため、シーズナリティは西側にあるプーケットとは異なります。天候が安定し、ダイビングに適しているベストシーズンは2~10月と長く、この時期の海は透明度・水温ともに高く、海も穏やかな日が続きます。
水温は常に28~30℃前後なので、3~5mmのウェットスーツで問題なく潜れます。
ギンガメアジやバラクーダの群れなどはベストシーズンの間はかなりの確立で見ることができますが、ジンベエザメが見られる時期は特には決まっておらず、過去の実績では通年どの時期にも出没していて運次第と言えます。
逆に避けた方が無難なシーズンは11~12月。この時期はちょうど雨期にあたるため、気温・水温とも低くなり、波も高く、天候が崩れる日が多いのです。この時期にタイでのダイビングをお考えの方は、プーケットのあるタイ西側の海アンダマン海のカオラック店をオススメします!
*タイに関するダイビング情報は | タイ国政府観光庁のHP | もご覧ください
DIVING STYLE
タオ島のダイビングスタイル
この水域を熟知しこよなく愛しているガイド陣がタオ島の海を最大の演出でお見せします。ビッグブルーでのファンダイビングは完全少人数制となっており、カメラ派ダイバーやブランクダイバー等、お客様のニーズに合わせたチーム編成を行ないます。
ボートダイビングが基本となり、ショップのあるサイリービーチから出港するため港まで移動する必要がなく、ポイントまでの所要時間が10~40分と近いので気軽にファンダイビングに出掛け、潜り終わるとすぐに島に戻れるのもメリットです。
ダイビングの本数は日中に3~4本が基本です。もちろんスケジュールにあわせて午前のみ(2本)・午後のみ(2本)といったダイビングも可能です。また、ほとんどのポイントにブイが設置してあり、潜降はブイに沿って潜ることができるので初心者でも安心です。
SCHEDULE
ダイビングの出発/帰港時間
午前のダイビング
出発 6:20~6:30 – 帰港 11:30
チュンポンピナクルやサウスウェストピナクルなどスケールの大きな深場のポイントを絡めた2ダイブで群れや大物を狙います。
午後のダイビング
出発 12:40~50 – 帰港 17:00
島の近くの浅場のポイントで2ダイブします。体験ダイブや講習はもちろん、本格的なマクロ撮影や生態観察もじっくり楽しめます。
ナイトダイビング
出発 18:00 – 帰港 20:00
島の近くの浅場のポイントで1ダイブします。
フルデイトリップ
出発 06:50 – 帰港 16:30
魚影の濃さNo1のセイルロックへ朝食と昼食を船上で取りながらゆっくり1日かけて3ダイブ、タオ島の海を潜り尽くす企画です。
*出発時間・帰港時間は海況等により変更する可能性あり
*ナイトダイビング・フルデイトリップは不定期開催